今回も5月とは思えない暑さの中、7名の方にご参加いただきました。
認知症の気づき方・接し方についてお話しました
「認知症」と診断された方の家族が気づいた日常生活での変化で一番多かったのは「同じことを何回も言ったり聞いたりする」でした。
他には、今までできていた料理ができなくなったり、簡単な計算を間違うことが増えたという変化も多くありました。
そして、接し方のポイントは「笑顔で」「せかさない」の2点が基本です。
高圧的な言葉や態度をとったり、怒鳴ったりすると、精神的な苦痛を与えるだけではなく、その人に対して悪い感情が残ります。
「また同じことを・・」という気持ちもわかりますが、「認知症という病気」ということを理解することが大事です。
本人のペースに合わせてゆっくりと、よい感情が残る接し方を心がけましょう。
すると・・参加者からこんな声が!
「私も家族に尋ねると、さっき言っただろうと怒られる。そんな言い方をされると聞くのが怖くなる。もっとやさしく言えないものか・・」
「私の家族も高圧的に言ってくる。そんな時は、ゆっくり話してと言うようにしている」
認知症に限らず、「笑顔で」「せかさない」
大変勉強になりました!
今回の脳トレは「都道府県クイズ」
4つのヒントからどこの都道府県かを当てるクイズをみんなでしました。
答えを考えること自体が脳を活性化しますが、そこに行ったことがある時は「昔を思い出し、記憶を掘り起こす」ことでより一層脳が活性化します。
みなさん、行ったことがあったり、よく知る都道府県が問題にでた時は、解説を加えていただき、大いに盛り上がりました。
(宮城県、滋賀県、高知県、富山県、兵庫県、大分県⇒皆さんは分かるかなあ・・・)
おしゃべりタイムでは最近身近にあったことのお話がいっぱい!
回を重ねることでより気さくな会話が楽しめています。
「肺炎ワクチン接種を打とうと思って準備していたら、去年接種した記録がお薬手帳に貼ってあった。行ったという記憶がどうしても思い出せない。認知症かな・・」
(肺炎球菌ワクチンって5年に1回のペースで接種するのですよね!)
「この前、虫に刺されて大変だった。アオバアリガタハネカクシ(やけど虫)には気をつけて」
みんなで調べてみました。初めて見る虫でした。
(払い落としたり叩いたりして体液が付着すると、数時間後~半日後、付着箇所に皮膚炎症状 (線状皮膚炎)を起こします。)
皆さんの憩いの場としても少しはお役に立っている・・と思います!
認知症について関心のある方はぜひご参加ください!
気軽にご参加いただける楽しい雰囲気で開催中です。次回は認知症予防のための食事について勉強したいと思います。
次回の開催は5月25日10:00~12:00です。
ご参加お待ちしています!
Comments