だんだんと暖かくなってきましたね!
春は「発陳」といい、閉じこもっていた冬から自然界全体が生き生きと動き出す季節です。それに合わせて私たちも活動的に過ごすことで、溜まりやすいストレスを発散したり、体の老廃物をデトックスしていきたいものです。
春が旬の野菜はストレスを和らげたり、デトックス効果があるものが多いので、上手に取り入れることがおすすめです。
久留米は福岡県の中でも農産物の生産が盛んな地で美味しい食材がたくさんあります。
また地元の旬の食材を食べることがとても体に良いと言われています。
(写真:久留米市役所などで配布されています「久留米産農産物のレシピ集」より抜粋)
久留米で収穫される春の野菜を紹介したいと思います。
(カッコ内は特に美味しい時期です)
【豆類】
・そらまめ(4月~5月)
余分な水分を取りながら、消化器の働きを助けて胃もたれや食物のつまりを取ってくれます。
【根菜類】
・大根(4月~5月)
消化を助け、便通を促してくれます。お腹が張りやすい方は大根おろしがおすすめです。
肺の働きも良くするので、のどの不快感や咳にも効果があります。
・ごぼう(4月~5月)
ほてりやのぼせなどの体内の余分な熱を取ってくれます。また動脈硬化や脳卒中の予防効果もあります。
・たまねぎ(5月~8月)
たまねぎに多く含まれる硫化アリルは、血液をサラサラにする作用があり、高血圧、動脈硬化、脳梗塞、心筋梗塞予防のために毎日食べたい食材です。
【果菜類】
・きゅうり(12月~6月)
夏野菜のイメージですが、久留米市ではハウス栽培が盛んなので、ほぼ1年中収穫されています。体の熱を冷まし、水分のめぐりを良くするので暑い時期に合います。
ビタミン類、カリウム、カルシウム、鉄、食物繊維を含み、サラダや漬物によく利用されますね。
・いちご(1月~4月)
葉酸、ビタミンCを多く含み体の内側から潤してくれるので、風邪の予防や美容に効果があります。
・トマト(3月~5月)
トマトの赤色の素となっているリコピンには、ビタミンEの100倍、ベータカロチンの2倍と言われる強力な抗酸化作用があり、がんや高血圧、生活習慣病予防に効果があると言われています。
生で食べてもおいしいですが、体を冷やしやすいため春の肌寒い時期は2-3㎝にカットして他の好きな食材と一緒に鶏ガラスープでさっと煮て食べると良いでしょう。
疲労回復にはトマトと卵の炒め物がおすすめです。
【葉菜類】
・アスパラガス(3月、6~9月)
疲労回復を早め、貧血にも良い食材です。
・カリブロ(1月~3月)
ユニークな形のカリブロは生誕地のイタリアでは「ロマネスコ」と言われメジャーな野菜だそうです。ゆで過ぎずに食べると甘さと触感が心地いいそうです。ビタミンCや食物繊維が豊富な健康野菜です。
・リーフレタス(11月~5月)
体の熱を冷まして余分な水分を取るのでむくみ改善に。食べすぎなどで消化力が落ちている時もおすすめです。
また母乳の出を良くして炎症を鎮める効果もあるので、乳腺炎になりやすい人は積極的に摂りましょう。
・サラダ菜(1年中)
緑黄色野菜でβカロテンを多く含むので、髪や視力、粘膜や皮膚の健康維持の効果があり、のどや肺など呼吸器系を守る働きがあると言われています。
・ブロッコリー(1月~3月)
緑黄色野菜でβカロテンを多く含みます。またビタミンCはレモンの約2倍、ビタミンEはニンジンの約6倍も含まれこれら抗酸化ビタミンにより色々な病気の予防をしてくれます。
・ほうれん草(1月~3月)
ビタミンA、葉酸、ビタミンC、カリウム、鉄を多く含みます。
ほうれん草の鉄分は吸収されにくいですが、良質のたまごと一緒に炒めることで吸収力が高まります。油で炒めることで脂溶性のビタミンAも吸収が良くなります。
Youtubeの久留米市の公式チャンネルでは「地産地消推進動画」や「管理栄養士バランス献立」など動画でわかりやすく調理法を説明していますので、良かったら参考にしてみるといいですよ(*'▽')
https://www.youtube.com/@user-kg6cu3yu4y/videos ←コチラから久留米市公式チャンネルへ
食事のきほんは「主食、主菜、副菜、汁物」が理想です。
なかなか野菜が取れない方はお味噌汁など汁物に入れるとカサが減って量を摂りやすくなります!
野菜に多く含まれるカリウムは体の塩分を排出したり、血管を拡張させたりして高血圧を予防する働きがあり、食物繊維は腸でのコレステロールの吸収を阻害し体外に排出させやすくする働きがあります。
色鮮やかなお野菜さん達をみると心がときめきますよね(*^^*)
ぜひスーパーなどで久留米の野菜を購入して食卓にもう1品追加してみてくださいね(*'▽')ノ
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