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風邪と葛根湯について

hidamaritmc

 今年もあと1週間となりました。

 新しい年を前に色々準備が忙しい時期ですね。


 ひだまり薬局は12月29日(木)から翌年1月3日(火)までお休みいたしますのでご迷惑おかけしますがよろしくお願いいたします。抗原検査もこの期間はお休みとなります。

 


 さて、今回寒い時期に常備して欲しい風邪薬として「葛根湯」を紹介したいと思います。




 「葛根湯」は漢方薬の一つですので、少し漢方の世界のお話もさせていただきますね。


 皆様が「カゼ」と呼んでいる「風邪」ですが、漢方の世界では何と読むかご存知でしょうか?

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 答えは「ふうじゃ」です!


 漢方の世界には「風・暑・湿・燥・寒」の「五気」という考え方があります。


 それぞれの特徴は

「風」…動き回るのを好み、1年中現れるが春が一番活発

「暑」…暑い夏に現れやすい

「湿」…梅雨や秋雨の時期のような季節の変わり目などに現れやすい

「燥」…秋や冬の乾燥の季節に現れやすい

「寒」…寒い冬に現れやすい


ですが、これらの性質が強くなると「風邪・暑邪・湿邪・燥邪・寒邪」の「五邪」に変身して、私たちの体に悪影響を及ぼすようになります。


 その中の「風邪」は薄着などが原因で体に風を引き込んで、一気に体を駆け巡ってゾクゾク感や悪寒などの症状を起こします。(「風邪を引く」と言いますね!)


 この状態であればまだ体の表面に「風邪」があるので追い出しやすく、その「風邪」を追い出す効果があるのが「葛根湯」です。


「葛根湯」には7種類の生薬が含まれています。

 その中の「葛根」「麻黄」「生姜」「桂皮(シナモン)」は体を温めながら発汗させ、熱や汗とともに侵入した「邪」を除いたり、発散させる効果があります。


 ですので「葛根湯」はお湯に溶かして体を温めながら飲んでいただくとより効果的です。    飲んだ後は早めに布団に入って休養してくださいね。


 ただし、汗をかくことは体力を使いやすいので、風邪をこじらせて体力の消耗が激しい場合や体力がもともと虚弱の方には「葛根湯」は向かないので気を付けましょう。

 また長期間続けて飲まないようにしましょう。


 以上のような理由から風邪の引き初めに飲むのが最も効果的なのでぜひ常備して欲しい風邪薬として「葛根湯」を紹介させていただきました。


 当薬局では葛根湯の商品の中でも、JPS葛根湯液をお勧めしてますので、気になりましたら一度ご相談ください!

 私も「ちょっとおかしいかな?」という時にお湯に溶かして飲んでいるので、ここ最近ひどい風邪とは無縁です(*^^*)


 日本には四季があり、外からの気候の影響を受けやすい環境にあります。

 漢方の世界ではその季節に合った暮らしを心がけ、自分の体と向き合い、「自然治癒力」を高めることを大切にしています。


 寒さと乾燥と強い風により「冬」は、体が冷えやすく、また喉や口内が乾燥しやすくなり「風邪」を引きやすい季節となります。

 できるだけ薄着を避け、入浴や適度な運動で体を温め、夜はしっかり睡眠をとるようにしましょう。


 では、今年もお世話になりました!

 良いお年をお迎え下さい(*'▽')ノシ



 

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